指物工房矢澤

昨日のMIRG発表 大スベリからも立ち直り(笑 今日は午前診療の日でした。最後の患者さんは左下6番のマイクロエンド、遠心根2根管の真ん中に大きな疑似根管を作っており思いっきりパーホレーションを起こしていました。前の先生は遠心は1根管だと思って一生懸命処置をされたのではと予測できたのですが、「you can’t treat what you can’t see.」ですね。マイクロ使わないとエンドは治せません。ピエゾフローで徹底的に洗浄した後MTAでリペア。やれることはやったので、経過が良い事を祈ります。

午後はこの前TVで紹介されていた。家具屋さん 田野町にある

指物工房矢澤へドライブがてら家具を見に行ってきました。

なかなか分かりにくい所にあってナビにもはっきりは出ないし、

途中で電話して場所を聞きやっと到着。


展示家具はこんな感じの小屋の中。





工房は峠の上にあり、周りの景色も畑に大根が干してあっていい感じの宮崎 冬の景色です。空気もおいしかったし、ちょいリフレッシュになりました。





家具はどれも逸品、このコーヒーチェアーなんて最高。これに座りながら、コーヒー&読書と至福の時をすごしたいものです。





ダイニングテーブルは本気で買おうかと思いました。値段はイスもセットで買うとインプラント2本分近くしますが、家具は毎日ずっと使い続けるものなので、お金をかけるなら僕の中では車より家具です。

(嫁さんをコンサルしないと買えませんが、かなり困難なコンサルテーションになると思います。(笑



これは矢澤お父さん作の 親父のいす あぐらかいて座れる様な設計になっていて、これもいい感じです。

見学は一人でしたので、「自由に見といてください。」と息子さんから声をかけてもらい、お言葉にあまえて家具の表面から裏側から接合部まで気が済むまでなでなでしてきました。触り心地も最高〜!魂がこもったプロが作る作品を触るのはある意味快感です。


コーヒーテーブルです。コーヒーチェアーと組み合わせたいですね。ほしい〜!我が家にあったらこうセッティングして、、、妄想が広がります。




さて、いいものは値段が張るのも当たり前なのですが、歯科医療においてはどうでしょうか?日本では保険治療で最高の医療が受けられると思っている人が多勢なのですが、世界と比べてみると日本の歯科保険治療費はあまりにも低額に抑えられており、今まで歯科医師側もそのことについて文句言わなかったので、20数年保険治療費はほぼ変わりません。(歯科にはまともに仕事して正当な収入を得られるようお国に文句言えるヤツが居なかったのか?と思います。)

保険治療で収入を上げようとすると短時間で患者数をこなさなければ売り上げがあがらず、顕微鏡とか使ってまじめにやればやるほどバカを見るようなシステムになっています。患者数をこなすような点数を目指したシステムじゃ治るものも治らないです。保険診療っていったい誰のためのシステムなのでしょうね?

今は歯医者さんの数がどんどん増えてきて1医院の患者数も減り、世の不景気も重なってここ数年はやれインプラントで自費収入増加だー、予防歯科で患者数を集めて売り上げを伸ばそうー、地域売り上げNo1歯科医院を目指そー、などFAXやダイレクトメールが毎日のように送られてきます。それらの広告はすべて要約すると「こうやってうまく行った人がいるからマネしてバンバン金かせごうぜ!」という内容なのですが、患者さんがその内容を見るとどう思うか?送ってくる業者の人からは医療というよりお金を巻き上げてやろうというにおいがぷんぷんします。もう歯科業界も行くとこまで行って業界がぶっ壊れるような状況にならないといい方向には変わらないんじゃないか?と思いはじめましたが、うちは我が道を行くです。

ここでアントニオ猪木が好きな一休禅師の詩をひとつ

この道を行けば どうなるものか

危ぶむなかれ。

危ぶめば道はなし

踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる

迷わずいけよ 行けば分かるさ。


思い切って我が道を行くだけです。ナムー


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