噛むことは生きる力を与えてくれる

今日の「ためしてがってん」見ましたか?よく噛むことが健康に繋がるという内容だったのですが、とてもおもしろく分かりやすくまとまっていました。患者さんにたまに話すのですが、歯科治療は健康で生きるために行うもの、まず健康であるということは『食べる事』と『息する事』と話をします。息は歯がなくてもできますが、口から食べる事は噛める歯がないと出来ません。しかも自分の天然歯がベストなんですよ。と

番組の内容も詳しく掘り下げていて、噛むことが歯の歯根膜繊維(感覚受容器なんです)を伝わり脳を活性化させるなんて、歯医者の僕も「ガッテン!ガッテン!」で、感心しちゃいました。天然の歯は大切にしないといけないですね。ウチの自分の歯を残すための米国式歯内療法はやり始めてよかったと、本当に思いました。インプラントより天然歯のほうが価値がありますから。

番組で厚さが微妙に違う咬合紙を噛んでもらう実験をしていましたが、インプラントは歯根膜がないので、薄ーい紙みたいなものは噛む感覚がないと言われています。だけど日常生活を送る分は全然問題なく、機能しています。しかし、歯根膜がある天然歯と歯根膜がない固ーいインプラントと口の中に混在するときは噛み合わせの調整をシビアにやっていかなければならず、インプラントの定期検診のときは噛み合わせのチェックをいつもやっています。天然歯は微妙に位置が変化していくのですが、インプラントは骨とくっついているので位置の変化はなく、噛み合わせも治療が終了したときと微妙に変わってきます。インプラント部分に強く当たりだせば、調整が必要で、歯根膜がない分少しあまーく噛ませるようにしています。

高千穂の入れ歯ばあちゃんが出ていましたが、リンゴでもかじれるなんて、かなり良い入れ歯が入っています。見た目もよかったし、どこで入れたのでしょうか?入れ歯は歯ぐきの粘膜に乗っかっている分調整がファジーで、ぴったりこさせるためには難しいのですが、噛めて見た目が良い入れ歯を求める方には、王手デンチャーシステムで対応しています。今も、1人王手デンチャーシステムで治療中で、やっと下顎の痛みがとれて、仮義歯を使いこなせる様になってきました。フラットテーブルに圧痕も付き出したので、もうすぐ本番の入れ歯作成です。リンゴが噛めるまでもっていきたいと思います。目指せ高千穂!ですね。

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