患者さんに「本日の治療内容は、、、」と説明するとき、今までなら
①レントゲンみせて「ほらここの黒い所が虫歯ですよ。」
患者さん「はは〜。(小さくてよくわかんね〜けど、わかったふりしとくか。)」
②手鏡で口の中みせて「ほらここ穴が開いてるでしょ。」
患者さん「はうあ、はうあ。(口開けてるから答えられんし。)」
③さらに親切な所は①、②に追加して、アニメや絵、模型などで追加説明して
患者さん「わかりやすか〜。(って俺そうなん?)」
③ちょっとこじゃれた所に行くと、小型口腔内カメラで写真を撮って「ほらほら〜一目瞭然やろがい〜。恐れ入ったか〜。」こんなの
患者さん「へへー、よくわかりましてございまする〜。ここはすすんどるばーい。」
と、日本全国こんな感じで術前、術中、術後の治療説明をしていると思います。(まあ「ごちゃごちゃした説明はよかっ!」って人もいますけど。∩_∩)
だ、け、ど、顕微鏡歯科は違うんですよ〜。動画で説明 いきなり、写真からビデオへ お父さん!お父さんが好きなAVですよ、AV。(爆
というわけで、究極のビジュアライズド 動画で説明篇を始めます。
顕微鏡歯科治療ってただよく見えるだけなんですけど、副産物として、顕微鏡にビデオカメラを取り付ければ、顕微鏡を覗きながら治療している画像を録画でき、術前、術中、術後の説明に使えます。僕はこの行為を『歯科医療の可視化』と名付けました。詳しくはwebで
虫歯でもなんでも、パッと顕微鏡で口腔内を覗いて、拡大し撮影〜録画すれば、どこが悪いか一発でわかりますし、患者さんもすぐ理解してくれます。詳しくはwebでの動画をご覧下さい。
とAVにこだわっているエロ歯医者じゃなかった。(笑 顕微鏡歯科学会の「村西とおる」を目指している僕なのですが、『歯科医療の可視化』も長旅がありました。
まず、僕が顕微鏡を導入した頃は動画で説明という機運が高まってきた頃で、最初はヘッドマウントディスプレイといったもの(大きな眼鏡をかけると目の前に50㌅のTV画面が〜って感じのもの)をつないで説明したり、顕微鏡画像を市販のDVDレコーダーに録画して、巻き戻し再生で説明したりしていました。
しかし、ヘッドマウントディスプレイは画像の劣化がものすごく、動画は見えるけど、よくわからず、実際の顕微鏡画像とディスプレイに映し出される画像のギャップがひどかったので、はっきりいってあまり使わなかったです。(これはカメラの性能も影響有り)
それと、DVDプレイヤーは、画像は良く長時間の録画にも耐えられるのですが、いちいち録画〜巻き戻し〜再生という行為が パッ パッ と出来ないストレス、動画をPCに落とすのがせからしいという現実があり、これも半年ほどで使わなくなりました。
そこで、いろいろと調べた所、脳外科で有名な福島孝則先生が顕微鏡治療録画にMacを用いているとMacのレポートに書いてあるのを発見しました。Apple storeに電話して色々聞き、アナログデジタルコンバーターを買い、手持ちのノートブックPC(MacBookPro)をユニットの横に持ってきて、カメラからつないでクイックタイムプレーヤーに顕微鏡画像を取り込みながら『歯科医療の可視化』を行ってきました。
このシステムは録画後の説明もサクサクで、割といけてましたが、欠点もあります。まず顕微鏡治療を録画しようとするとき、「アクション!」と言ってPCの録画ボタンを押してもらわないといけず、終わる時は「カ~ット!」といって録画を停止してもらわなければなりません。コントロールが簡便でないので、自分では録画したつもりでも録画してなかったなんて事もしばしばありました。
あと、PCの容量の問題もあります。ノートブックでは容量もたかがしれていますので、動画では容量がすぐいっぱいになって、前の録画を消さないと録画できなくなるってことも起きました。
そして、PCの画面が狭いので、治療中の動画がちゃんと撮れているかどうか確認しにくいということもあります。
最後は、アナログデジタルコンバーターの接触が悪くなり、PCが顕微鏡のカメラを認識しなくなってきて、さてどうしようか?という所で『データジェンプロ』という製品に出会いました。
続く(こっからが本番です。)
最後に応援よろしくお願いします。