根管治療(歯の根っこの治療)の治療費

2012熊本SJCDセミナーに週末参加してきました。

場所は熊本県歯科医師会館 いつのまにか新築していて、大きな窓があるスゴく立派な建物になっていました。さすが火の国熊本です。

SJCD(日本の大きな歯科医師のスタディーグループ)会員じゃないんですが、熊本で約10年前から拡大臨床を行っている「川㟢俊明先生」と熊本SJCD最高顧問である「添島正和先生」が講演されるということで聞きに行ってきました。ザックリ言うと、添島先生は大きな森のお話、川㟢先生は森を構成する1本1本の木のお話 臨床ではバランスが大切なので、こういう講演会も面白いかな〜ということで早朝から熊本へ


周りは当然熊本SJCD会員の先生ばっかり、

宮崎から来た僕は

何となくアウェー感(汗

っていうのは冗談です。


添島先生のお話はわかりやすくて勉強になりました。規格写真や模型をルーチンでとるってことは改めて大切なんだと再認識しました。なれてくると臨床ではおろそかになりがちです。


根管治療の治療費について川㟢先生も講演で話されていましたが、ちょっと突っ込んだ小話をひとつします。


このグラフは各国の根管治療費(歯の根っこの治療費)とマクドナルドのバリューセット100食分の値段を比較したものです。


グラフの説明をしますと、マック 日本が一番高いですが、根管治療費 日本が一番安いです。しかも、フィリピンやマレーシアの10分の1… 日本は歯の価値とマックの価値が逆転してる国なんです。これってどうなんでしょう?(ハ ト ハンバーガー ドッチガタイセツ?)

「日本はリーズナブルに根管治療が受けれるからいいじゃないか!」という意見もあるでしょうが、現在 日本で行われているほとんどの根管治療は治療の質を問題にしていませんし、根管治療の目的(神経をとるというダメージを受けた歯を生涯口の中で機能させる。)もほとんど達成されていません。

要は治療の質が劣っているのですが、質が劣っているということは何年かたつとトラブルを起こしやすく、トラブル(根尖病巣の出現や歯根破折)を起こしても痛みがなければほっとかれるか、痛みなどの不都合があってもおざなりの再治療を繰り返しながらその場しのぎをする場合がほとんどです。

なんで先進国と言われる日本でこんな状況になったのかと言えば、保険制度が問題だと言われることも多いです。たしかに保険制度は一つの原因ではあるのですが、根本的には歯科医を含めた日本国民の歯科治療への理解不足と価値観の低さが原因じゃないかな〜と考えています。

「歯がなくなっても平気だよ。」という人も居ます。 「歯がなくなってもインプラントがあるからいいじゃないか。」と思う人もいます。たしかにそれもひとつの考え方です。

しかし、ちゃんとした根管治療で自分の歯が残れば一番良いし、神経を取る事がないようなちゃんとした虫歯の治療や予防をしたほうが一番効果的なのはよく考えればわかりますよね。

それに歯がなくなったら消化に悪く、様々な体のトラブルの原因の一つになることもあります。そして、インプラントは高額医療で誰でも出来るわけではありません。

岡歯科ではマイクロエンドをやっているので、他院で『根っこの治療が難しいので抜歯してインプラントになります。と言われたがどうにかならないですか?』と相談にみえる方が結構いらっしゃいます。(ジユウシンリョウデスガ…)

南九州ではマイクロエンドを行なっている歯科医院はとても少ないです。ウチで取り組んでいる顕微鏡歯科治療がそういう方の一助になれば幸いだと思います。



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oka の紹介

宮崎で顕微鏡歯科(マイクロスコープ)に取り組んでいます。 サーフィンと読書が好きです。
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