6月2~3日と研修会で山梨県甲府市に行ってきました。
土曜日は朝から講義と実習があるので、宮崎からは金曜日の最終で羽田まで出て、新宿から電車で山梨の甲府までという強行軍、
着いたら12時を回っていました…
今回受けた研修会は、「初心者向け歯科用顕微鏡コース」秋山 勝彦先生です。
秋山先生の講演は去年の顕微鏡歯科学会で初めて聞き、個人的に非常に感銘を受け申し込みました。
顕微鏡歯科臨床を初めて4年と半年になるのですが、今まで、特に顕微鏡歯科の基本というのを習ったわけでなく、我流で行なっているので、一度初心に立ち返ってみようと思い申し込んだ次第です。
ここで、顕微鏡歯科の基本というのを習ったのですが、
「上顎ミラーテクニック」
「下顎ミラーテクニック」
「マイクロエンドスコーピィックテクニック」
の3つだそうです。
4年半使って、それすら意識していなかったのですが、
受講してみると 『目からうろこ』の内容。w w w
なんとなく顕微鏡を漫然と使っている方には、個人的に超オススメの講習会です。
顕微鏡歯科臨床に限らず、拡大診療ではミラーテクニックというのが基本になるのですが、
大体皆さんやってれば何となく出来ちゃうんで、「上顎ミラーテクニック」と「下顎ミラーテクニック」の違いも意識せず日々診療していると思います。
僕自身、「上顎ミラーテクニック」と「下顎ミラーテクニック」の難易度の違いすら気づいてなく、下顎はミラーテクニックの形成が難しいな〜。という程度の認識しかなかったですから。
実習内容はミラーテクニックを徹底して反復練習していきます。そこで、上下ミラーテクニックの違いを体感で理解してもらい、「マイクロエンドスコーピィックテクニック」の必要性(顕微鏡歯科臨床での直視の必要性)を理解していきます。
顕微鏡歯科臨床では直視ができれば、絶対そっちのほうが有利です。
ミラーテクニックの習熟度にもよりますが、ミラーと直視を比べるとミラーの方が治療の質は落ちてきます。
(Carl Zeissの歯科担当の方ともお話したのですが、医科では必ず直視だそうです。歯科は医科と顕微鏡の使い方が全然違うとおっしゃっていました。)
ただ、この「マイクロエンドスコーピィックテクニック」をマスターするのは容易ではないと思いました。
まず、使える顕微鏡が今のところCarl ZeissのOPMI PICO MORAという機種に限られます。
『ウチのマイクロのPico MORA、マイクロエンドスコーピィックテクニックには、+5㌢のジョイントが入ります。』
それに、ポジショニングが非常に難しく これはポジショニングの実習を受けなければ理解、マスターするのは無理だと言われました。(確かに少し聞きかじっただけでは習得不可能だと思います。)
来年、ポジショニングの実習を受ける予定ですので、今から楽しみにしています。(^^)
『それに、カリーナシステムのイッセイ坂本さんとも偶然2週連続飲み!お疲れさまでした。』『相変わらず、ギリモザなんで目隠ししてます。^^』