見極め

マイクロエンド希望の患者さんがいらっしゃいましたが…

理由をお話して、治療は見合わせる事にしてもらいました。m(_ _)m


『せっかく来て頂いたのに、どーもすみません。』


日本では感染根管処置の成功率は低く、(50%〜60%ぐらい、という報告もあるぐらいです。(@_@; マジかよ10本やったら半分失敗なんて…)

治すためにいろいろとやるんですけど、治療して治るかどうか?予後に信頼がおけるのか?の見極めも大切だと思います。

「なるべく抜きたくない。」という患者さんの気持ちを一番大事にしなきゃですが、先行き不透明なまま、ずーっと何ヶ月も引き延ばすのは、ちょっと違うんじゃないかと考えています。


あっ!感染根管処置の成功率

ちゃんとやればもうちょい上がると思いますよ、ちゃんとやれば…(^^)


今回は、下顎の第一小臼歯で25%(4本に1本)ぐらいの発現率である2根管。

第2根管は開けてあるけど、主根管を大きく拡大していて破折ファイルも2本残っていたし、上部根管壁のカリエス(虫歯)を取るとさらに薄々の根管壁しか残らず…

カリエス除去して、破折ファイルを取って、さらに拡大〜洗浄とやっていくと…

 

 


『いや、かなりリスキーWWW』


という事を説明させていただきました。

体調の事もあって、抜歯は見合わせになったんですが…

抜髄根管が感染根管になると治療の難易度は極端に上がります。


『最初の抜髄時感染させない!』

 

これ大切だと思います。一番は抜髄にならないようにする事なんですが、どうしても抜髄しなきゃいけなくなった時は、


せめてラバダムしようよ、マジで。

 


なんて言わないでさ!


そしたら日本のエンド事情もちょっとは変わると思うんだよね〜(∩_∩)




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