被せ物の素材

差し歯や詰め物の材料は色々ありますが、大きくは金属、セラミックス、レジンの3つに分けられます。

用途によって材料の使い分けをするのですが、それぞれ利点欠点もあります。

分かりやすい例えで言うと、同じように見える白い差し歯でも、セラミックスはレジンより丈夫で色の経年変化もないけれど、治療費が高い。レジンはリーズナブルだけど、セラミックより削れやすく脆くて、色の経年変化がある。などです。

開業したての頃はハイブリッドレジンが流行っていて、結構な数をハイブリッドレジンで治療させてもらいました。

約7年前

差し歯を入れたての頃はレジンも光っていてツヤツヤしているんですが…

現在

レジン系の材料は5年ぐらい経つとツヤがなくなってマットな感じにくすんできます。これはレジンという材料の欠点です。


 

奥歯ではハブリッドレジン削れやすいんで、噛む面に最小限で金属を出して噛み合わせを維持するなんて小細工もしています。

奥歯にまっさらなレジン系の被せ物を入れて5年ぐらい経つと、歯の形が崩れてツルツルテンになっている場合が多いのでその対策です。(歯ぎしり癖なんかがあるとよけいそうなります。)


 

そこで最近はハイブリッドレジンを用いることは少なくなって、新素材 セルコンZ冠を多用しています。

ただ前回書いたように色調に難点があるので前歯には用いなかったんですが、患者さんの了承を得て初トライしてみました。

ビフォー

アフター

怖かったんで、前歯2本だけを最初に作ってもらってトライした写真です。


いいんじゃない?(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ

 

技工士さんの力量がとても優れているのでこの結果が出せるのですが、4本以上とか多数歯に被せる場合は、前歯でも統一感が出て違和感なく収まるかもしれません。

あ、それと、技工士さんに聞いたんですが、うちで取り扱っているセルコンZ冠 Z冠のHPでうたっている『Z冠スタンダード:鏡面仕上げ+ステイン』だと思っていたのですが、『Z冠プレミアム』だそうです。(ウチすげー安いじゃん この値段設定(¥58,000/本)でいいのかしら…)


まぁ、患者さんに分かっていてほしいのは、ハイブリッドレジンにしろセルコンZ冠にしろ新素材や治療方法というのは色々出て来ます。

新しい物が古い物(やり方)より何でも優れているというわけではなく、それぞれ利点や欠点がありますので、欠点を改めながら用途別に用いていくべきなんです。

ただ時間(歴史)を重ねないと材料や治療方法の本当の評価というのは出てこないもので、そこは頭に置いといてほしい所ですね。



今日のセルコンZ冠

今日もいいヤツを作っていただきました。セットが楽しみです。^^



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oka の紹介

宮崎で顕微鏡歯科(マイクロスコープ)に取り組んでいます。 サーフィンと読書が好きです。
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