今日は医療インテリアコーディネーターの方のお話です。
開業場所も決まり、建物の配置も決まり、さぁ歯科医院を建てるぞ!となった時はそれを具現化するコンセプト(大まかな指針)が必要になります。具現化するためには歯科医師のコンセプト(どのような歯科医になりたいか?とか、どのような歯科医院を作りたいか?など)が基本となってくるのですが、開業する歯科医も人それぞれ事情があり中にはコンセプト曖昧で開業してる人もいます。
ただ長く仕事を続けるためには芯というか指針が絶対必要で、開業は自分の歯科医師としての芯を考えるいい機会にもなります。
それとウチのコンセプトはHPに記していますので、よければ読んでくださいね。
コンセプトが決まったらそれを実体(建物の外観•内装•看板•医療機器•ロゴマーク•テーマカラー•HP等)に落としこむ作業が必要になります。
開業に携わる業者さんはいろんな業種の人がバラバラに関わってきますので、多くの開業ケースでは歯科医自身が設計士さんや歯科材料屋さんと相談しながら自分でまとめていくことになると思います。
ただウチの場合は考える所もあり、ご縁があってプロの医療インテリアコーディネーターの方に取りまとめをお願いしました。
開業が決定し建物の配置•大きさを決め、外観•内装をどうしようか設計士さんといろいろ悩んでいた時、タイミングよく熊本でメディカルスペースデザイン(株 I先生の「インテリア医学の実践」のお話を聞かせていただく機会があって、直感ですぐ仕事依頼の相談をしたのが去年の11月前半です。
11月後半にはI先生がタイミングがよく仕事で熊本入りした後宮崎に来てくれ、建築確認申請寸前に現地(堀川町177−1)を見て相談に乗ってもらい、そこから建物配置•大きさ•外観•内装の具体的な話がトントン拍子で進んでいきました。
I先生の講演を聞いた時は関東のコンサル先生の案(建物は東より:下図)で建築確認申請を取ろうとしていたのですが、
「これだけ間口が広い土地を活かさないのはもったいない。」
「患者さんが医院正面を出てフリーフルさんの建物の壁がすぐ目に入るのはあまり印象がよくない。」
「職場環境や生活環境を考えるともっと光を取り入れるようにしたほうがいい。」
「建物が道路から引っ込んでも横広の建物の作れば目立つし、左側車線の車へのアピールは看板で対処出来るでしょう。」
と現地を確認したプロのアドバイスをしてもらい、建物の配置を下図(北よりの案)に変更したという経緯があります。
※建物東側の案では医院正面がすぐフリーフルさんの建物になり、冬は壁面の緑が枯れて寂しい感じがしていたのです。
ウチの場合ドンピシャのタイミングでI先生に出会え、仕事を引き受けてもらって本当によかったです。
MSD(メディカルスペースデザイン)の仕事が気になる方は同業者でもぜひおか歯科の見学にきてください。8月には内覧会を予定しています!
今日のおか歯科
→方向に電柱移動完了、明日黄色の方を引き抜きにくるそうです。これで医院前がすっきりします。