仁義なき戦い 南九州人工歯根死闘篇! 勃発

先日、twitterで、隣県の某先生が宮日にインプラントの広告を大々的に出したので、地元の某先生も黙っていないだろう。とつぶやいた所、本当に黙っていなかった。なんと隣県の先生のインプラント説明会と同じ日にちに自分のインプラント講演会をぶつけてきたのである。

仁義なき戦い『南九州人工歯根死闘篇!』がついに始まったのだ! 笑)

まず、隣県の先生の広告である。紙質もよい保存版とうたったチラシであった。わざわざ他県まで広告を出すので、インプラント魂あふれる非常に熱心な先生だとの印象を受けた。この広告が宮日に折り込まれていたのが、木曜日だったと思う。

説明会が6/5と6/26と記してある。



そして、今日(土)の宮日である。宮崎でも指折りのインプラント魂の先生が広告を出していた。日にちを見るとなんと隣県の先生の説明会と同じ日ではないか!

僕は彼は黙っていないだろうと思っていたが、本当に黙っていなかったのだ。素早い対応は見事である。



患者さんにとっては週末の選択肢が増え、鹿児島に行こうか?宮崎で聞こうか?と悩む所だが、こうなると二人の間では、収集がつかなくなるかもしれない。仁義なき戦いがシリーズ化されたように、南九州人工歯根仁義なき広告合戦も長期化して行く恐れがある。次はきっと『南九州人工歯根代理戦争!』になるだろう。さて今度は誰が参戦してくるのであろうか?

広能昌三(菅原文太)役と山守組 組長(金子信雄)役は決まっているが、槙原政吉(田中邦衛)役はあの先生か?小林旭役はあの先生かも?と下衆な僕は今から妄想が膨らんでしょうがない。

さて、医療では広告規制が厳しく行われているのであるが、(この規制もなんだかわけがわからないところもある)当院も開業当初、宮崎にhotpepperが上陸して、ホワイトニングの広告を出した事がある。そのhotpepperが配られてすぐ、某先生から電話がかかってきた。内容は簡単に言うと「チミ、チミ〜、あの広告はいかんよ。以後気をつけなさい。」と非常にありがたく優しいアドバイスをいただいた。小心者の僕は電話口で平身低頭しながらご高説に聞き入ったのを覚えている。

そして、驚いた事にその電話のすぐあと宮崎保健所から電話がかかってきて、「貴医院は医療広告の法律に違反している恐れがあるため、立入検査を行いたい。」と申し出があった。hotpepperのどこが医療広告違反で、その広告と医院の設備の立入検査と何が関係があるのか今もってわけがわからないが、数日後わざわざ保健所から3人も立ち入り検査担当の方が医院に来られた。医院を1週ぐるっと見て周り、医療広告の法律文書のコピーを提示して、以後気をつけるように注意を受けた。その後「以後気をつけます。」との公的文書を提出させられたのを覚えている。

これがその時の医療監視の実施についての通知である。

某先生と保健所の6、4、3ばりの連携プレーには、驚かせられたのだが、その時以来、医療では非常に厳しい広告規制があると理解し、以降広告はいっさい行っていない。



しかし、先述の先生方の所は、毎週のように新聞に広告を打ち、TVに出て、ラジオにも出演しているようだ。先生達には歯科医師会から忠告が入り、保健所の立入検査とかがあったのだろうか?その上で広告を出しているのだろうか?それとも法律が変わったのか、法律にふれないような広告の出し方をしているのであろうか?ぜひ、保健所または厚生労働省の見解を聞いてみたいものである。

ここで言っておきたいのは、「医療なのに広告なんてけしからん。」 ということではない。僕自身はほぼ看板なし広告なしでやってきているので、いまさらおおっぴらな広告の必要もない。個人的には広告やりたい人はバンバンやればいいと思っている。しっかりした仕事の内容が伴っておけば広告なんてどうでもいいという見解だ。

そして、医療の広告に対する規制と解釈が、県、人によって違うし、時期(過去〜現在)によっても違うのではないか?という疑問もある。何とか医療情報センターなどを通せば、医療広告にあたらないのだろうか?日本の法律の解釈は日本国内であれば全国津々浦々同じ解釈になるはずなのだが、県や人、時期によって違うような気がしてならない。

今、歯科の広告はほぼインプラントしかない。なぜインプラントばかりなのか世間は疑問に思っているかもしれない。インプラント治療を否定も肯定もしないが、欠損補綴の特殊な治療方法であることは間違いない。その特殊な治療方法の宣伝をするより、国民の8割が罹患しているといわれる歯周病治療や予防の方法、虫歯治療の広告などを出した方が、よっぽど世間の反響は大きいと思うのは僕だけであろうか?

最後に応援よろしくお願いします。ポチッと

Share on Facebook

oka の紹介

釣り好きの院長が発信する歯科から実践出来る健康情報
カテゴリー: 日記   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>