ハイブリッドレジン…

マイクロ入れたばっかりの頃一生懸命やった銀歯のやりかえ:1級窩洞の直接CR(コンポジットレジン)ケース。久々 メンテで来られたので写真撮ってみました。

術前(曇ってます。写真撮るのもへたです。)

約4年後(反転してません。)

うーん 歯質が残っているケースだと

直接法臼歯部CRもいけますがな!


反対側奥歯の銀歯は大きいので、間接法(型採りして技工士さんに作ってもらいました。)でやりかえたのですが…

術前(これも曇っとる。)

約4年後(反転してないです。)

ム、ム、ム、ム、Resin restoration wear…

修復部分が大きいとセラミックがいいですね、審美が気にならなければGoldがいいと思います。

コンポジットレジンが1回で終われて、治療費が安くてすむんですけど、臼歯部全部レジンで修復はダメだと思います。(∂_∂)(コレハイロンナイミデ)

直接法のCRがダメなら間接法のインレー、インレーがダメならアンレー、アンレーがダメならクラウンと、臨床では噛み合わせとか全体のバランス、食いしばり癖があるか?、治療する歯のグレードなどいろいろ見ていって決めるべきで、材料も使い分けた方がいいと考えています。そして、なにより自分の技量にもよります。

TVで「レジンが最強!」と言っちゃう先生もいますが、

「そこまで言いきっていいのかな?」

と思いますけど…

臨床では客観的に評価するバランスが大切でしょう。



コツコツと身内の治療ケース、約7年前ぐらいの写真

初診:右上の奥歯です。

 

撮る角度が違うので分かりにくいのですが、「結婚するから銀歯をやりかえて〜。」ということで手前からセラミッククラウン、ハイブリッドクラウン、ハイブリッドアンレー、親知らず となって、案の定ハイブリッドアンレーが欠けていました。

これは材料と修復方法のセレクトミスです。(身内なので治療費いただいてないし、ある意味チャレンジケース。)

Resin restoration crack…

欠けても特に不都合訴えなかったので、しばらくそのままにさせてもらっていました。(∩_∩)

身内だしいつでも対処は可能なので。(ソレニトラブルガアルトキシカキマセン)

しかし、今回 旦那さんの転勤で遠くに行っちゃうし、なんか歯がうずくということで、

7番(奥から2番目)を再治療

ハイブリッドアンレー除去後です。ラバーダムというゴムのシートを歯にかけています。(ラバダム タイセツ)

主訴は「しみたりしないけど、なんかうずく、噛んでも痛くはない。」ということで、ハイブリッドアンレーが一部外れているか、ヒビが入っている事を疑いました。

除去した時点でマイクロで確認しても2次カリエスや歯牙の破折はなかったので、旧修復物とセメントをきれいに取り除いて…

レジンであらかた埋めちゃいました。

その後、ラフに削ってクラウンタイプの仮歯を入れたらうずきは止まったそうです。

噛み合わせの関係もあって、ここに白い歯は諦めてもらいます!(メタルDEATH!)

ハイブリッドインレーやアンレーのトラブルで、見たかんじ外れてや割れたりしてないけどなんか痛いって時は、一部が外れているか表から見えない部分でヒビが入っている事を疑うようにしています。

臼歯部での直接法コンポジットレジン充填や間接法ハイブリッドレジン修復は、症例の選択ミスをすると短期間でトラブルを起こす事もあると感じています。

続き 形成後(削ったあと)

メタルクラウンセット


 


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