2011版「このミステリーがすごい」

昨日はMIRGの新年会に参加してきました。技工士さんと熱く語れたのでよっかたです。松井会長は人格者ですね〜。一歩抜きん出ている人はやっぱり違います。

さて去年の「このミス」第一位は

「悪の教典」 サイコパスの教師が大暴れする物語なのですが、さすが一位、おもしろかったです。非現実的な内容なのですが、物語のテンポがよく、最初から日常を忘れて小説の世界に没頭できました。2巻に分かれていますが、一気読みしちゃいました。◎です。



二位は「写楽 閉じた国の幻」不幸に見舞われた研究者?が、ひょんな事から正体不明の写楽の正体を推理して、割と奇想天外な答えにたどり着く物語なのですが、写楽が外国人だったという発想自体は昔 手塚 治先生 が書いた漫画で見た記憶があります。この小説では外人と歌麿のハイブリッドが写楽の正体だという結論になって、いや本当にそうかな?と思わせる出来映えでした。僕としては物語の中にある江戸時代の蔦屋重三郎の男粋がよかったです。

ちょっと前メディキット県民文化センターで写楽、北斎、歌麿などの浮世絵展があって見に行きましたが、やっぱり浮世絵の斬新は好きです。今は芸術として評価されていますが、江戸当時は今の漫画みたいに庶民的な感じだったのでしょう。クールジャパンと評される現代漫画も100年たつと芸術になるかもしれないです。個人的には水木 茂先生の妖怪画がほしいのですが数万円するんですよね〜、こつこつコレクションできればと思います。

3位は買わなくて、伊坂幸太郎のマリアビートルを読みました。伊坂作品は登場人物のニックネームや台詞の軽妙でおしゃれな言い回しが素晴らしく、僕的にはかっこよくあこがれちゃいます。映画化されたゴールデンスランバーもすごくよかったですが、グラスホッパーから続くマリアビートルも面白かったですよ。殺し屋が蜜柑と檸檬で、檸檬は機関車トーマスのマニアで、基本何でも機関車の分類に分けて考え答えるとか、伊坂作品独特の洒落がちりばめられた一品だと思います。

岡歯科も伊坂作品みたいにエスプリが効いた歯科医院になりたいです。

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