前回の イッセイさんがやってきた ブログ 歯科医のみなさんに大変好評だったようで、
早速、問い合わせが1件来ました!W W W
Facebookでシェアして下さった皆様 ありがとうございます。
イッセイさん本人から抗議?(いや感謝!)のMailは…いただいていませんが、カリーナシステムの宣伝?にも少しはなったということで、よしとしましょう。
GIRIMOZAC-DVPのHPはこちらですよ。
さて、顕微鏡歯科治療を患者さんが理解しやすいきれいな映像で残す為には、撮影しながら治療する という行為に慣れなければいけません。
分かりやすく言うと、撮影した映像が ピンぼけしていない。見せたい画像が画面の真ん中を外していない。強調して見せたい所は、ズームしながら映像にメリハリを持たせる。歯科用ミラーが曇っておらず傷ついていない。等の 見せれる映像を撮る ということが大切です。そして、常に見せる映像を撮ってる事を意識しながら顕微鏡歯科診療を行う というのが顕微鏡歯科上達の秘訣だと思います。
そして、何と言っても マイクロスコープが必要な時はすぐに覗ける環境を作る というのは基本中の基本になってきます。
ウチでは、ほぼ すべての診療を顕微鏡 覗きながらやっているのですが、マイクロ持ってても、意外とハードに使い倒している人は少ないような感じもします…(けっして、顕微鏡至上主義ではないんですけどね)
しかし、顕微鏡歯科治療撮影も慣れないといがいに難しく、顕微鏡歯科治療をライブで映し出しチェックするモニター設置の位置などは、自分の診療室に合わせた工夫が必要となります。
と、言われそうですが。(笑
今回の顕微鏡歯科治療室プチ改装は、特に 患者さんに分かりやすい治療映像を見せる。その場ですぐ説明しやすい環境を作る。アシスタントがチェックしやすいモニターの設置。にこだわって改装しました。
患者さんに分かりやすい治療映像を見せる(大画面化!)
今 岡歯科では、本日の治療内容をその場でFull HD動画を見せながら説明しています。顕微鏡歯科臨床を始めた頃は 映像もアナログでしたし、映し出すモニターも15㌅の小さいPCモニターでした。
説明はこんな感じだったんです。これはデータジェンプロの15㌅モニター
HDDレコーダーとかノートPCよりは大進歩でした。
約2年くらい前 i-phoneが出てきたとき、これから患者さんもHDのきれいな映像に慣れてくるだろうし、地デジ化も始まる中で、医療現場がこのままアナログ映像でいいのか?という危機感もあって、東芝の顕微鏡用HDカメラを導入しました。
これが、カメラ本体、スゴく小さいです。
その場ですぐ説明がしたかったので、データジェンプロという機器も導入しましたが、データジェンの画面は15㌅と小さく、これで拡大診療をしている というのが理解できるかな〜?とも感じており、反対に世の中はTVがどんどん大画面化していってるような時代でした。
導入した時はタッチパネル斬新だったな〜。
データジェンプロの同軸モニターを大きくするという手もありましたが、大画面TVモニターと同軸するかどうかは制作会社が検証しておらず、そこへイッセイさんが23㌅のタッチパネルモニターを備えたADMENIC-DVPを持ってきたわけです。
GIRIMOZAイッセイさん登場〜 W W W
その時はイッセイさんがこんな感じで設置
右の黒いのがアシスタントチュック用同軸モニター23㌅
23㌅のタッチパネルモニターでも大進歩だったのですが、23㌅はTV画面でも小さい方、
そこで今回
32㌅同軸TVモニターを購入 !buy Amazon河
ADMENIC-DVPのタッチパネルはすぐ横に壁掛けしました。
至近距離から見る自分の歯の拡大映像に…
患者さん驚きまくり!!
(本当、結構ビックリされます)
しかーし
いきなり大画面で診療映像を見せても、当然 歯科に素人の患者さんは拡大診療がなんのこっちゃ わけがわかりません。
そこで、ダンボー君に旗もたせて小細工!
そして、最後はポスターでとどめ!!
「ひ、ひつこすぎ〜。」という意見もありますが、
ハイ!みなさんここはパクる所ですよ〜。
その場ですぐ説明しやすい環境を作る
(スムーズ、スピーディー、わかりやすい説明)
その場ですぐ説明に特化した ADMENIC-DVP 患者さんには同軸モニターの32㌅大画面を見てもらい、僕はすぐ横に立ってADMENIC-DVPのタッチパネルを横目でみながら操作〜説明しています。
データジェンプロやADMENIC-DVP ぼくも最初は価格が高すぎると思っており、自作でPC組めば事足りるだろうと考えていました。
このサイトみたいに…
基本的にDIYは大好きなんですが、ある意味このサイトを作った歯科医は超マニアック…敬意を表します。(顕微鏡歯科学会の誰かなんだろうけど誰だろ?)
僕は自作PCに自信が無かったのと、パッとその場でスムーズな説明をするためには、やっぱり専門メーカーがそれように開発したPCのほうが圧倒的に使いやすいと考えADMENIC-DVPを購入しました。
「GIRIMOZAC-DVP オススメです!」
説明するとき 患者さんは、Drが説明する声の方や指し示す指のほうに注目しますので、32㌅モニターとADMENIC-DVPのタッチパネルはわざと近くに設置しています。
タッチパネルの横に立ち操作しながら、指で32㌅の同軸モニターを指し示しています。その時は患者さんの顔を時々見ながら反応を探っています。(これ大事)
なんにせよ、顕微鏡歯科治療においてはDrが覗いているだけという場合が多いので、なんでもいいから録画〜再生装置を導入し、その場ですぐ説明するという体制を最初から築いたほうがいいいでしょう。
それが、顕微鏡歯科治療がメジャーになる早道だと思いますし、患者さんの歯科治療に対する理解度も高くなり、いいコミュニケーションがとれるきっかけになると考えています。
アシスタントが見やすいモニターの設置位置
(まずはアシスタントさんに顕微鏡歯科を理解•協力してもらいましょう)
顕微鏡歯科治療でおろそかにされがちなのが、アシストへの配慮です。先生は顕微鏡覗いているけど、アシスタントさんは裸眼で補助業務を行っていますので、今診療で何が行われているか?を知らせないと、スムーズに事が運びません。
ダブル接眼レンズならいいのですが、歯科で導入している医院は少ないでしょうし、現実はリアルタイム治療映像をモニターに映し出してチェックしてもらうようになります。
基本顕微鏡歯科治療の位置はDrが12時で(患者さんの頭てっぺんの位置)アシストは3時(患者さんの左耳の位置)だと考えています。
ウチの場合はアシスタントさんが3時の位置から座って前を見ると、
(嫁さんうざかったらしく…)
それを、
これで、アシスタントさんが下を向いて術野(患者さんの口)のアシストをしていても、顔を上げず少し目を動かすだけでチェックできます。
さらに、
通常、立ちアシストして正面を向くと、
マイクロのアームがじゃま。(これはマイクロ設置方法で変わりますけど。)
と、こんな感じで改装しました。
まさに、
けっして変な映像は流しません!!
by イッセイ
今回もイッセイさんの重ね技で締めてみました。最後に、小物をひとつ…
これは神奈川でEndoランキング3位(仮)←「あ、嘘です。いや、嘘でもないか…」のミロ先生に教えていただきました。こだわりの歯科医師(特に日本酒•カメラ等)ミロ先生のHPをぜひチェックしてみてください。ここからミロ先生の所にどれだけ行くかな?http://www.mirodental.jp/